派遣社員として働くのが向いている人と向いていない人の違いとは?

公開日:2022/06/15   最終更新日:2022/05/18

派遣社員とは派遣会社と雇用契約を結び、客先である別の会社で就業する働き方です。さまざまな職種に挑戦したり、プライベートを優先させたりできる点から人気を集めています。しかし、特殊な働き方ゆえに、向いている人とそうでない人がいるのです。この記事では、派遣社員として働くのに向いている人と、向いていない人の特徴をご紹介します。

派遣社員として働くのが向いている人の特徴

まず、派遣社員として働くのが向いている人の特徴について、ご紹介します。派遣社員が向いているのは、以下のような人たちです。

■プライベートを優先したい人

引っ越しの予定があるので短期間だけ働きたい、もしくは残業なしで働きたいなど、プライベートを優先したい人は派遣社員に向いています。とくに、派遣社員は案件を探す時点で勤務地や労働時間、残業の有無、喫煙の可否など条件を絞り込めるため、自分の決めた枠内で仕事を決められるのが特徴です。

また、突発的に新しい仕事が入ってくることもないので、しっかり休みたい人や空いた時間に勉強したい方が多い傾向にあります。

■さまざまな職場や職種を経験したい人

派遣社員は、契約期間が満了したら新しい職場へ移ります。「ずっと同じ職場で同じ仕事をしていると、マンネリを感じて飽きてしまう」という人は、派遣社員に向いているでしょう。

また、幅広い職種をカバーしている派遣会社なら、事務を経験した後に介護や営業職、DTPオペレーターなど、ひとつの会社に所属しながら複数の職種を経験できます。さまざまな職種に挑戦し、自分に向いた仕事を探してみたいという人にも、おすすめです。

■指示通りに仕事をこなすのに抵抗がない人

派遣社員は正社員と違い、自分で新たにプロジェクトを立ち上げたり企画をしたりすることはありません。責任の重い仕事を任されることはなく、正社員から指示を受けていわれた通りの仕事をこなしていくのが、派遣社員の業務となります。よって、他人から指示や命令を受けて仕事をこなすのに抵抗がない人は、派遣社員に向いているといえます。

■スキルアップを目指したい人

多くの派遣会社では、派遣社員の実力を底上げするために研修制度を用意しています。Word・Excel・PowerPointなどといったパソコンスキルの向上などが可能です。

また、何の経験がない状態で派遣会社へ登録した人でも、研修を受けある程度の実力をつけてから実務に入る方法もあります。また、多くの研修は無料です。よって、スキルアップを目指したい人は、派遣社員に向いているでしょう。

派遣社員として働くのが向いていない人の特徴

ここからは、逆に派遣社員として働くのが向いていない人の特徴について、ご紹介します。派遣社員が向いていないのは、以下のような人です。

■腰を据えて長く働きたい人

ひとつの職場に腰を据え、じっくりと長く働きたい人はアルバイト・正社員などといった直接雇用の方が向いています。派遣社員はどうしても期間限定で働くケースが多く、たとえ3ヶ月毎に更新して長期就業を希望する場合も、最長で3年までしか働けないのです。また、契約期間中でも会社側の都合で途中打ち切りになるケースが多く、安定を求める人に派遣社員は向いていません。

■収入UPを希望している人

派遣社員は時給こそ高額ですが、昇給する見込みがほとんどありません。現場でも正社員の指示に従って仕事を進めるのが基本で、あくまで補助的な立ち位置にいるからです。

企業にとって大事なプロジェクトを立ち上げたり、管理したりするような責任のある立場はまず任されません。また、時給が高くても交通費が出なかったり、短期の契約のため社会保険がなかったりするケースもあります。

■キャリアアップを目指す人

直接雇用ならアルバイトから契約社員になったり、契約社員から正社員になったり役職に就いたりといった、キャリアアップも可能です。しかし、同じ職場に短期間しかいない派遣社員は、ひとつの職場でキャリアアップしていくということができません。よって、自分の将来像などをある程度描いたうえで、派遣社員になることをおすすめします。

派遣社員に求められるスキル

派遣社員に向いている人と向いていない人の特徴が分かってきたところで、ここからは派遣社員に求められるスキルについてご紹介します。

■ビジネスマナーと観察力

遅刻や欠勤をしないのはもちろん、言葉遣いなど社会人として基本的なビジネスマナーは派遣社員にも必要です。たとえば、役職を問わず誰とでも「~さん」と名前で呼び合う職場もあれば、きちんと肩書で呼ばなければ厳しく叱責される職場もあります。

そして、誰にどんな対応をとるべきか丁寧に教えてくれるケースばかりではないので、周りの人をよく観察して判断する能力も必要です。

■コミュニケーション能力

派遣社員は、すでに人間関係ができあがっている組織に入っていくケースが、ほとんどです。挨拶や報連相はもちろん、内輪同士で固まっている雰囲気の中にもすんなり溶け込み、仲間として受け入れてもらえるような高いコミュニケーション能力が求められます。また、知識やスキルが不足していても、対人スキルがあることで周りが助けてくれるケースも多いのです。

PCスキル

派遣社員は、新卒や第二新卒ではありません。社会人として即戦力を求められるケースも多く、ある程度のPCスキルが必要です。多くの案件ではWord・Excelの初級ができれば問題ありませんが、なかにはその職種に特化した専門スキルやExcelでもピボットテーブルなど高度なスキルを求められるケースもあるため、しっかり勉強しておきましょう。

 

派遣社員として働くのが向いている人と、向いていない人の違いについて、ご紹介してきました。派遣社員として働くのも、アルバイトや正社員などといった直接雇用で働くのも、どちらもそれぞれメリット・デメリットがあります。自分のライフスタイルや性格、そして将来像などを考慮したうえで、どちらが向いているのか判断する必要があるでしょう。

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